フルマラソン完走への道(3)

2023年10月1日日曜日

running

t f B! P L

 連載?3回目。前回の反省を活かして、翌週はしっかり栄養を摂って走ることを心がけた。


 その方法はこうだ。自宅をスタート/ゴール地点&補給地点(エイドステーション)として、約5kmの周回コースを設定。本番と同様にジェルを幾つか持ち、水分はエイドで給水(アクエリアス)して携行しない。1周ごとに水分を100~150ml補給し、2周(10km)ごとにジェルを補給する。後は何周出来るか、という感じでスタートしてみた。


5時半頃にスタートして1周目、涼しい&元気なこともあって、キロ6分ジャストで走ろうと思ったものの、5分30秒ぐらいで走ってしまう。予定よりちょっと速いけど無理なペースでもないと感じてそのまま走る。2~4周も特に変化はなかったが、5周目から陽が登ってきたのもあって途中から少しペースが落ち始めた。そして6周目、結構ペースが落ちてきたのと、右足の足首あたりに疲れを感じてきたので、ちょっとショートカットして早めに終了。27km、2時間42分。踏切や信号待ち、エイドの時間もあったので、平均するとキロ6分ちょうどと当初の予定通りになった。しかし目標の30kmには届かなかったので、またもや反省しかない。


 しっかりキロ6分ペースを維持すれば(平均すれば6分以上にはなるけれど)30kmは走れるのではないか。まず速度より距離、もっと言えば時間(フルマラソンはキロ6分だと4時間は絶対に超える)を耐えられる脚や身体が出来ないといけないのではないか。そう考えて、ゆっくり走ることを考えた。そこで知ったのが、田中宏暁先生の提唱するスロージョギングだ。LSDと呼ばれるトレーニング法も聞いたことあるが、更にのんびりしたペースで走るらしい。田中宏暁先生は(元々の経験などもあっただろうけど)スロージョギングだけでフルマラソンをサブスリーで完走したらしい。すぐに成果に結びつくとは思わないものの、期待出来る話だ。


 数日後、まだ足首の違和感はあるものの、キロ8分ペースでトコトコ走る分には問題なかった。とりあえず1時間走ってみると、適度な疲労感。このペースでなら、30km……は無理でも、3時間は走り通せるのではないか。


 更に数日後。せっかく3時間も走るのだから、走り慣れた自宅周辺じゃなく、少し遠出してみることにした。足首の違和感は、足首というか脛というかみたいな部位の違和感になっていたけど、のんびりペースなら大丈夫だろうとスタート。ジェル2個と水分と、自販機やコンビニで買い足せるように現金も少し持っていた。もし辛くなったら電車に乗ってもいい。早朝のまだ車も少ない中をひたすらトコトコ走る。ペースが遅いせいか、周囲の様子もよく見える気がする。普段通らない道を通ることで新しい発見もあったり。しかし20kmを過ぎたあたりから、足首の違和感は痛みに変わってきた。のんびりでも走っていると辛くなってくる。少し歩いて休ませては走ることを繰り返す。自宅に着いた頃には目標とする3時間を経過してしまっていた。結果オーライだろうか。本当に?


 3時間走った(少し歩いたところもあるから、ゴールに向けて3時間移動し続けたと言ったほうが正しいかもしれない)ことは自信になった。これなら痛みさえ出なければフルマラソンも完走出来そうだ。しかし痛い。発症してから1週間、その間には1回は走ったものの、違和感は治まることはなかった上に、この日の3時間走だ。結果として疲労が上乗せされてしまっただけだった。念のため整形外科を受診したが、幸い骨には異常なし。使い痛みだろうということで、運動は控えるように言われた。当たり前だ、走る前から違和感はあったのだから。


 これを書いているのは、その翌日なのだけど。痛めた足首は前後に曲げづらく、曲げると痛い。歩くのも少し支障がある感じだ。足首の前側~脛の下の方が痛むので、ここに記載されている、『長趾伸筋腱炎・長母指伸筋腱炎』なのかもしれない。見た目としては昨日は特に違いはなかったが、今日になって少し腫れが出てきた気もする。とりあえず治まるまでは走ることは中断か。神戸マラソンまでまだ1ヶ月以上あるから、おそらく治りはするだろう。しかしトレーニング出来ないので不安は残る。一体どうなるのか……

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