フルマラソン完走への道(1)

2023年9月17日日曜日

running

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 3年ほど前から暑くない冬場~春先の間だけ、週1回走るようになった。今思えばボルダリングを再開したタイミングだった気がするので、ちょっとでも体脂肪が減ればいいな程度の理由かもしれなかった。


去年の秋、また走るシーズンがやってきたのだけど、ただ目標もなく走っていてもつまらないと思い、フルマラソンを走ってみようと考えた。普段は田舎の道ばかり走っているので、都会の大会がいい。だったら県内なら神戸マラソンしかない。いつも人や車でいっぱいの道を走れるという魅力もあった。軽く調べたところ、陸橋が多く小さなアップダウンが目立ったし、終盤に待ち構えるポートアイランドへの橋の上り下りはハードそうだ。何より抽選に当たらないといけない。果たして参加&完走は果たせるのか。


 そもそも、42.195kmどころか、せいぜい10kmを少し超える距離しか走ったことのない身だ。2022年秋~2023年春にかけて毎週10km以上走ることで少しずつ距離とタイムは伸びたが、最高記録は3月末に出した21.2km・1:57:17(5.32km/分)で、フルマラソンには遠く及ばなかった。このペースで走りきれば4時間切り、いわゆる「サブ4」を達成出来るけど、そんなわけに行かないことは百も承知だった。


それ以降も(足や腰を痛めていた時期を除いて)毎週走って、出張先で走る楽しみを覚えたり、夏場から平日の夜にも少し走るようになって、8月の走行距離は100kmを超えた。聞いた話によると、フルマラソンをある程度のタイムで完走する人は、月間300kmとか走るらしい。2時間台の人は500~600走る人もいるらしい。飽きないのかな。飽きないんだろうな。そもそもフルマラソンの途中で飽きそうというのは、20kmを走れるようになってから感じていたんだけど。


フルマラソンの大会は、一応時間の制限がある。あるけれど、キロ7分という早歩きみたいなペースでも完走出来る程度の設定のようだ。でも、それだと6時間とかかかってしまう。これは間違いなく飽きる。やっぱり早く走れるようになって、早く完走してしまわないと。2時間ちょっとで完走するプロアスリートも、走ってて飽きるから速く走れるようになったのかもしれない。


 フルマラソンを走るには足を鍛えるだけではダメで、水分と栄養の補給が重要だ。大会になるとエイドステーション(エイド)と呼ばれる、水や食べ物を摂取出来るコーナーが一定距離ごとに設けられているが、あれは単なるサービスではなく、完走する為には補給しながら走らないと栄養や水分が足りないからだ。人間がエネルギーを蓄えておけるのは、血液中の他に筋肉や体脂肪があるけれど、筋肉や体脂肪から栄養を取り出すのは時間がかかるらしく、血液中の栄養を優先して消費するそうだ。そして血液中には1600だか1800kcalしか蓄えられないが、フルマラソンを走り切るには2000kcal以上が必要とのことで、要は身体に蓄えているエネルギーだけでは足りないので、エイドで補給する必要があるということらしい。


これを怠るとエネルギー切れ……ハンガーノックという状態に陥って、足がぱったりと止まってしまうらしい。確かに空腹の状態で走り出すと(朝走る時によくある)、後半で足がどうにも動かなくなってしまうことがあった。当初は水分も持たずに走っていたので、脱水みたいな状態にもなっていたのかもしれない。今はスポーツドリンクを500ml持って走り、暑い時期は飲み干してしまったら途中で買い足せるように小銭も持っているので、そういうことはないのだけど。


 そんな感じで身体と知識を鍛えながら神戸マラソンに申し込んだところ、初参加枠が用意されていたからか無事に当選し、参加出来ることになった。これからペースを上げて鍛えなければ。少しでも早くゴール出来るように……

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