山の記録(16) 播磨アルプス縦走(高御位山)再び

2010年12月28日火曜日

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27日(日曜日)に、今年4月にも縦走した、高御位山を含む『播磨アルプス』を再び縦走してきた。
※ヤマレコ(記録および写真)はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-92148.html

今回は先日の氷ノ山と同様に、単独ではなく同行者を伴っての山行となった。ご同行と相成ったのは、「六甲山を歩こう!(Amazonへリンク)」の著者でもある、にゃみにゃみさん(blogへリンク)。山歩き講座の講師などもされていて、その下見も兼ねて……ということだ。


ここで、高御位山&播磨アルプスに関して詳しいと思うサイトを1つ掲載しておく。
http://17.pro.tok2.com/~vems/50/45%20takamikurayama/45-01.html
以降、登山口などの地名は上記サイトを参考にされたい。





前回はJR宝殿駅の駅前駐車場に車を置いて、1駅電車に乗ってJR曽根駅へ移動し豆崎登山口(※上記リンクサイトの登山口は実際には『中所登山口』)から縦走を開始して、播磨アルプスの東の端にある峠登山口(地蔵堂登山口とも)へ下山し、宝殿駅まで歩く……というコースだったのだが、今回はJRひめじ別所駅に車を置いて、同じく曽根駅へ移動して中所登山口(鉄工所裏)から縦走を開始、最後は北池登山口(国道2号線沿い)へ下山し曽根駅に戻る……というコースを取った。異なる登山口を知っておくのも良かろうということと、出発地=曽根駅に最短で戻るルートを知っておきたかったからだ。結果として、峠登山口~宝殿駅のルートよりも舗装路部分は短かったように思う。ただし、北池登山口と峠登山口の分岐点から峠登山口までの間には、太閤岩というスポットや、数多くのツツジもあるため、あえてそちらを歩くのも良いかもしれない。

午前9時頃、曽根駅を出発。地形図を頼りに中所登山口を探すがなかなか見つからない。結局、鉄工所を反時計回りに廻る道を通って裏手に出ると、そこに登山口があった。岩尾根を登って豆崎登山口との出合いがあり、稜線沿いの縦走が始まった。天候は快晴、気温は3度と低く時折霜柱もあるものの快適そのもの。ただし斜面の北側は土が凍っている箇所があり、滑ってしまうところがあった。この時期は気をつけておきたい。ただしこれも午前中のみで、昼頃には季節外れの陽気となり解けてしまっていた。

鹿嶋神社からの登山口との出合いを過ぎ、百間岩を登り始めた頃からところどころで風が強くなった。冬型の気圧配置が強まったからか、地形によるものなのか分からないが、4月には無かった風だ。高御位山の山頂付近では飛ばされそうな強さとなり、いかにもアルプスの稜線といった風情だった。この播磨アルプス、標高は高御位山の304mがもっとも高いのだが、とてもそうは思えない眺望を縦走路のほとんどで得ることが出来る不思議な山(というのは同行したにゃみさんの弁でもある)。播磨平野に突然浮かび上がった、まるで静かな瀬戸内の海に浮かぶ島のような山域である。ただしほとんどの部分が岩山のようで、至るところで岩尾根が現れてスリルある登山が楽しめるのも変わったところ。登山口も多く、駅も近く、人それぞれいろんな楽しみ方が出来る山だと思う。



今回、幾つか設定した課題というか気にしていた点を以下にまとめる。

■荷物
前回は色々持って歩いて重さもそれなりだったのだが、今回はオスプレー・タロン22に入る量で、自分なりに無駄を省いた荷物とした。内訳は書くほどでもないのだが、防風防寒用のゴアアウターおよび合羽パンツ、防寒用のダウンジャケット、コーヒーを入れたテルモス(山専ボトル500ml)、パン2個、薄いポカリを入れたCAMELBAKのポディウムチルボトル、チョコレート、ヘッデン、スパッツ、その他コンパスなどだ。結果的に衣類は全く使わなかったのだが、気温があまり上がらず風が強かったら必要になったかもしれない。インナー類の着替えに関しては、もし濡れるようなことになってもすぐに下山出来るからと持たなかった。結果として、非常に軽い荷物となって歩行はいたって楽であった。

■靴
前回はミドルカットの安物トレッキングシューズだったのだが、今回はキャラバンのGK-68を履いてみた。荷物が軽かったこともあり、違いはあまり分からなかったように思う。播磨アルプスは岩を歩くことが多いので、アプローチシューズみたいな岩に強い滑りにくい靴が適しているかもしれない。が、普段履いてるスニーカーでも問題なく歩けるとは思う。

■水分
前回は約2リットルを摂取した。縦走路の大半で日を浴びる上に岩の上なので汗を多くかいたからだ。今回は気温も低く風も強かったので、汗をかいてもすぐに乾いてしまい、喉の渇きを覚えることもあまり無かった。その結果、水筒とテルモスと合わせて1リットル程持っていたのだが、半分も飲まなかったと思う。

■汗とウェア
上半身は、歩き始めはモンベル・ジオラインMW長袖の上にモンベル・ライトシェルジャケットを着ていたのだが、途中で汗を感じたために上を脱いで1枚で歩いた。それでも汗をかく状況はあったが、風もあってすぐに乾いてしまった。下半身は戦人トレーニングウェアのパンツの上にいつもの無名裏地付パンツを履いてスパッツは無し。概ね快適だったが、気温が上がった午後に風が無い場所だと少し暑く感じたかもしれない。靴下はインジンジのウール&化繊ソックス。帽子はノースフェイス・GTXハット、Lを持っているのだが頭の形の問題からXLが欲しい今日この頃……

■靴擦れ
4月にも少し書いたのだが、ボルダースポーツを入手し先日の氷ノ山と今回と使用してみた。

氷ノ山の際は前夜に、今回は当日朝にいずれも踵に擦り込んだのだが、両日共に靴擦れを起こすことなく山行を終えることが出来た。今までは大抵左の踵で軽度の靴擦れを起こしていたので、効果はあるのだと思う。踵だけに使用するならば消費量も少ないため、貼るタイプの緩衝材などに比べてお買い得と思う。

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