山靴に悩む

2010年7月9日金曜日

t f B! P L
今履いているのは、安物のトレッキングシューズ。
ミドルカットで一応防水というが、無名メーカーの製品だ。
シャンクは入っておらず、いわば「歩きやすい」タイプと思う。

その代わり、重い荷物を背負っての長時間行動には向いていないし
ソールの汚れも落としにくく、そもそも足に合ってない気もする。
あちこち山に行ってみて、ちょっとこれは……と感じ始めたのだった。



早速、ネットや店頭で物色開始。そして今日は好日山荘に行ってきた。
お店の人に靴の選び方をレクチャーしてもらって、何足か試してみた。
ただ、何も定めずに選ぼうとすると、あまりにも数が多すぎるので
予算は3万円くらいで、縦走にも耐えられるモデルで探すことにした。

その結果、気になったのは以下の2足。
 マムート Mt.メディアンGTX(リンクは好日山荘 楽天店)
 キャラバン GK-68(リンクはロッジ 楽天店)

全然値段が違う、と思いきや。マムートは店頭では25,000円くらいだったのだ。
お店の方曰く、この2足は同じクラスの靴だから、値段もこのくらいが適正だ、と。
かつ、マムートと付いているものの、中身はスイスのライケルという靴メーカーが
作っていたもので、現在はマムート印で売っているだけ=ブランド料が高い、と。
そんなこともあり、この2足が(このクラスでは)オススメなんだそうだ。

余談になるが、その方はライケルの靴が好きで今も履いていて、その靴のタイプが
このキャラバンのGK-68に似ているのだそう。でも、このマムート(ライケル)も
嫌いじゃない、ということで、参考になるんだかならないんだか。

さて、この2足、同じクラスとは言えども、性質は随分違うと思った。
マムートはつま先部分に「クライミングゾーン」なんてマークがついてて、
紐の部分も含めて、何処となくクライミングシューズっぽい作り。
カットもやや低めで、ソールも気持ち柔らかめで、動きやすそうな感じ。

一方キャラバンは、ハイカットで、ソールは硬く、質実剛健な感じ。
典型的な「山靴」といった趣きで、長期縦走もへっちゃらっぽい。
その代わり、自由度は低く岩登りには向いてなさそう。

さて、どっちの靴が自分には必要なんだろう?
どっちも自分の足の形には、結構フィットしていると感じた。
後は、その性質=どんな山をやるか、だと思うのだけど。

家庭の事情などあって、しばらく長期縦走には挑めそうにない。
ハードな岩稜歩きや岩登りも、このあたりの山では滅多にない。
そう考えると、靴を買わなくてもいいんじゃ……とも思えてしまう。
せいぜい、アプローチシューズっぽい靴とかでいいのでは、とかとか。

決して安い買い物ではないし、いずれ加水分解してしまうとはいえ
今の自分の山行ペースならば寿命とされる5年間は履けるものだから、
買ったらずっと履くことになるだろう。それもあって、とても悩む。

いずれ冬山にも行きたいし、でも冬山も行ける靴は予算オーバーで、
行けるようになってから考えればいいとも思ったり思わなかったり。
岩場を歩いたり登ったりするのも好きだけど、専門の靴には敵わないし
でも専門の靴を買うほどでもないし第一、2足も買う余裕はないし。

それより、もっと自分の足&山にあった靴に出会うかもしれないし……



そんなことを考えていたら、閉店となった。幸か不幸か。
来週に続く、だ。

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