山の記録(6) 雪彦山

2010年4月5日月曜日

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今日は地元にある雪彦山(せっぴこざん)に行ってみた。
山に関する詳しい情報はこちらのサイトに譲るとして、今日の山行記録をば。

雪彦山のホームページ
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/seppiko/

中国道の側道、福崎~山崎間の夢前町(現在は姫路市夢前町)にある”前の庄”という交差点を北へ12km、途中桜の名所や小学校や細い道を通りながら登山口下の駐車場へ。9時前に着いたが、お天気のせいもあってか既に数台の車が。荷物を整えて登りだす。

tozan-dou.jpg
左手にキャンプ場やバンガローがある。

登りは結構急で、近隣の明神山や笠形山のようには整備されてない。稜線に出て視界が開けたところには”展望岩”なる岩場があり、本日の目的地である雪彦山・大天井岳がようやく姿を現してくれた。

tenbou-iwa.jpg
大天井岳を中心に幾つかの岩壁がみえる。

再び森の中を歩いていくと”不動岩”に出会う。これから先は岩がゴロゴロする道になるようだ。登っていく途中で幹にガンバレと書かれていたが、これどうなんだろう……せめて看板に……

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ガンバレの文字

更にどんどん登っていくと、林の向こうに巨大な岩がみえてきた。”出雲岩”という名前の通り、雲が湧き出てるんじゃないかと思うくらい高い岩。岩壁には残されたピトンが幾つも確認されたが、今日は登ってる人はいなかった。

izumo-iwa.jpg
写真では大きさをお伝え出来ないのが残念です

出雲岩を左に巻いて、登っていくと再び視界が開けてきた。山頂が近いのかな。途中、太い鎖のついた岩場があったり、”馬の背”と名付けられた岩場があったり、非常に狭い岩の隙間を通る道があったり。この隙間、左右に巻き道があるので通れなくても大丈夫。っていうか、隙間通るより巻いたほうが速い。名物ってことなのかしら。

sukima.jpg
ザックを下ろして横向いて、ようやく通れる幅

ようやく山頂に出た。この日の展望は今ひとつだったけど、綺麗に見える日は淡路島などまで見えるはず。登り始めから約1時間、思ったより速く登れた。急だけど距離自体は短いからかな。ここからは、本来の雪彦山の三角点がある場所や、通称”鉾立山”と呼ばれる最高峰に登るのが一般的らしいのだけど、早めに帰りたかったので直接下山することにした。

daitenjo-dake.jpg
展望岩で追い抜かれた人が休憩してた以外に誰もいなかった

下山道は途中で分岐し、上級者向けという旧道と、一般向けという新道があった。どんなものか試してみたかったので上級者向けへ進むと、登りは登りで大変だろうけど、下りはもっと大変な鎖場だった。下が見えない。。。

gezan-rote.jpg
運命の分かれ道(言い過ぎ)

鎖場を降りてる途中で上下を写真に収めてみた。カメラ落としそう。

chain-ue.jpg
上側~

chain-shita.jpg
下側~

下山の途中で、大天井岳を正面からみた時に右手にみえる地蔵岳が良く見えた。岩壁を良く見ると、朝には見えなかったクライマーの姿があった。トップロープを張ったところに数人が取り付いているように見えた(合ってるかな)。

jizo-gaikan.jpg
地蔵岳の全体像(上部だけだけど)

jizo-wall.jpg
岩壁部分を注視してみる……

jizo-climbing.jpg
登ってる方がいらっしゃいました。やってみたい!

上から見降ろしたら登ってる人がみえるかな?と思って地蔵岳の山頂まで行ってみることにした。ちょっとした岩登りが必要で鎖も無いため慎重に登る。頂上には誰もおらず、看板だけが風に吹かれていたのですぐに降りることに。降りる際は岩の色が変わっているところに足を載せていけば大丈夫だった。

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地蔵岳の山頂から、大天井岳の中央岩壁がよく見えたので横から写真を撮ってみた。こちらは誰も登っていない

何度目かの鎖場、虹ガ滝が近いせいか濡れて滑りやすくなっている。こちらから登ってくる人に何人か出会ったが、皆苦労しているようにみえた。

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分かりにくいのだけど、とにかくまぁ滑りやすいんです

”虹ガ滝”に着いた。水がとても爽やか。この沢を登る人もいるんだろうなと思わせる様子。

nijiga-taki.jpg
マイナスイオンってやつ?

さっき渡った滝の沢を何度も横断しながら下山していくと、林道に出合った。木の陰にリスをみつけて、ホッとする。

risu.jpg
ズームの限界……

林道を過ぎると再び沢を左右に横断して、整備された山道に出たところで大きなダムのような施設がみえた。砂防ダムということだけど、これに引っ掛かる砂(というか岩)は相当な規模だろう……

damu-zentai.jpg
ババン! 幅20mくらい?

damu-plate.jpg
ダムの案内板。もしもに備えることは重要。とは言え……

ダムを過ぎると、登山口に辿り着いた。大天井岳から2時間、下りのほうが時間がかかってしまった。山は登って無事に下りてこそだから、時間がかかっても仕方ない。今度は三角点まで行ってみようと思いつつ、山を後にした。

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