胃カメラに蹂躙された話

 毎年健康診断を受けてるのですが、40歳になった時に「人間ドックも選べますよ?」と尋ねられるんですね。所属団体などによって差はあると思いますが、だいたい40歳が節目のようです。

それまでは、いわゆる特定健診だとか、生活習慣病予防検診とか、そういう普通のものでした。胃に関してはバリウム検査ですね。あの、R360みたいな、宇宙飛行士訓練みたいなやつに乗る検査。それが40歳を過ぎると、胃カメラ検査を含んだ人間ドックを選択することも出来るようになります。

胃カメラについては色んな人の話を聴くに、たいそう苦しいもののようです。ネットで調べても、苦しさを抑えるための薬(麻酔?)を投薬されるとか、そのために当日は車が運転出来なくなるとか、これって健康な人が受診する検査にしてはハード過ぎない……?と思う声が沢山出てきます。また、最新の鼻から入れるタイプの細いカメラは苦しくないけど、従来型の口から入れる太いタイプは苦しいとかで、僕が受診する病院は後者って聴いてるのですがそれは……と不安になってみたりしました。

しかし、もう40歳も過ぎて、いつ何があるか分かりませんし、何かあった時に迷惑かけるのも困りますので、特に健康上問題があるという自覚はありませんけども、一度くらい体験してみるか……と人間ドックを選択してみました。さてどんなものかな?

 当日までは、毎年の健康診断と特に違いはありません。当日も、ちょっと問診票が細かいかな?去年と書式が変わったのかも?程度でした。結局、特定健診と人間ドックの違いは、バリウム検査か胃カメラかの違いだけかと思ったのですが、それ以外にも若干の違いがあったようです。

まず、胃のエコー検査がありました。エコーってあれですよ、妊婦さんが胎児の状態を調べるために受診するあれ。お腹に何かゼリー状のものを塗りたくられて、機械を押し当てられるやつ。まさか男性である自分がエコー検査を受けるとは予想もしなかったです。

次に、細かい検査ですが、肺活量も調べました。肺活量検査なんて高校生の頃以来じゃないかな……これは単純に吸って吐くだけじゃなくて、フル充填の肺活量と、瞬間的な肺活量の両方を調べました。昔とちょっと違う。検査機器も電子式になってましたしね、昔は水がブクブクなるやつでしたよね。

 他にも何かあったかな……まぁ多分そんな感じで、いよいよラスボス・胃カメラ検査です。ドクターの問診を経て、診察台の上へ。他の検査と違って、検査技師が担当するのではなく、ドクターと、数名の看護師さんによって実施されるようです。周囲を囲まれてて若干どきどきします。

最初に、喉~食道に働くゼリー状の麻酔薬を服用します。ちょっとクセのある薬っぽい味でしたかね。それから横向きに寝て、身体の力を抜くように言われます。カメラを手にしたドクターから口を開けるよう言われて、いよいよスタートです。

はじめはそんなに苦しくないな……と思っていたら、喉の奥のあたりを通過するところでウッとなり、ドクターが「ここ一番狭いところだからちょっと苦しいね~がんばってね~」と声をかけつつ、看護師さんが背中をさすってくれました。そこを過ぎると、喉に何か当たってる感はありつつも、苦しくなることはなく、無事カメラは胃に到達したようです。

検査中はもう面倒なので眼を閉じていたのですが、時折お腹の中が爽やかになったことは憶えています。そういえばネットで、胃を膨らませて隅々まで調べるために空気やガスを送り込んだりすると読んだのでした。これがそれか、と思い出して、なるほどこんな感覚なのか……と感慨深く思ってみたり。胃だけではなく十二指腸から食道まで調べられて、ようやく検査終了です。カメラを引き出す時は特に苦しい感じはなかったですね、狭いところを通過する時は苦しくなるかな?と思っていたのですが、それもなく。

 検査終了後、すぐに撮影された写真を見ながら結果を教えてもらいました。素人目にみても綺麗だと思うくらいに健康。ただ1箇所だけ、治療の必要はない程度の食道炎があるとのことで、年に1度でいいから胃カメラ検査は受けてね、ということでした。食道炎が出来るような出来事は身に覚えがないのですが、仕方ありません。これも健康のためです。

あと、少し危惧してた車が運転出来なくなる件は、抑制剤というカメラを飲みやすくする薬の投与が必要なかったので、問題なしとのことでした。自主的に投与を依頼する人もいれば、ドクターから投与される人もいるようですね。僕は無事に飲み込めたので必要なかったようです。ただ、喉の麻酔の影響で、1時間は飲食禁止(飲食物を飲み込めないため)になりました。昨晩から絶飲食していたので、この1時間が待ち遠しかったです。

 まだ血液検査の結果は返ってきてませんが、概ね健康なことでしょう。他に特に取り柄もないので、せめて健康くらいは維持したいものです。

0 件のコメント :

コメントを投稿