クライミング能力向上のために「チバトレ」を受講してみた

野口啓代選手らプロクライマーのサポートでも有名な千葉 啓史さんのトレーニング講座・通称チバトレを、加古川にあるクライミングジム「火の玉ウォール」で受講してきました。

クライマーのサポートをされていたり、ご自身もクライミングをされているだけあって、クライミング・ボルダリングに役立つ講座ではあるのですが、実際に壁を登ったりムーブを見直すような講座はまだまだ先のレベルで、そのための身体の動かし方、その中でもコアとなる部分の動かし方、そこを動かすためのトレーニング、を学んだ感じです。むしろ、そういった基礎がちゃんと出来ていないと、難しいことをやっても意味がないんだと思います。英会話で基本的な単語や熟語を知らないのに、いきなり喋ってみましょう!って言われて困るみたいなもんですかね。

クライミング……ひいてはスポーツ全体に言えることなんだと思いますが、重要なのは「重心移動」と「使えていない能力を使う」ことだそうです。「重心移動」は、何かの動きを起こす際の起点となるのが重心の移動なので、うまく重心を移動させられないと、いっけん出来ているようでも、効率が悪いんだと思います。「使えていない能力を使う」とは、引き出しの多さみたいなものでしょうか。有る状況下で、選択肢が乏しいと、ただそれだけで打開出来なくなってしまう。そうならないように、(持っているのに)使えていない能力を使えるようにする、ということのようです。

どちらにも共通することですが、例えば自分の軸足はどちらか。体の動きのクセは無いか。そういった点を客観的に理解して、修正して(修正するための方法を習得して)、解決する。そうすることで意のままに重心を移動させたり、使えていない能力を使えるようになったりするのでしょう。特にクライミングは全身を協調させて運動しますし、異なる動作が連続して必要になるスポーツであるため、ある長所だけを伸ばすより、短所を埋めるほうが、結果に繋がるようです。

そういった前提があった上で、コアとなる部分の動かし方の話になるわけですが、ざっくりいうと体幹・骨盤・(腸腰筋群のうち)大腰筋がポイントということです。一般的に体幹というとインナーマッスルのことを指しますが、インナーマッスルの中でも腸腰筋群が骨盤を支え動かす筋肉群であり、その中でも大腰筋に注目すべきと。陸上競技でも注目されている筋肉だそうですね、いわゆる「二軸運動」とかで。クライミングでも同様とのことです。この大腰筋を柔軟に動かせるようにして、骨盤をコントロール出来るようになることが、この日のトレーニングの実践部分の大半を占めていました。

トレーニング内容はとても文字で書けるものではないですし、必要な基礎トレーニングのうち一部分しか出来なかった(時間の都合もありますが、理解が追いつかないほうが大きい)ため、完全に割愛します。気になる人は受講してください。

で、受講してみて、自分のクライミングがどうなったかというと……当然すぐに結果が出るものではないので、せめて大腰筋や骨盤を意識しながら登るようにしている程度ですね。いちおう毎日一通りのトレーニングは行っていますので、半年とか一年とか経過すれば、何か変わってくるのかもしれません。その頃には、よりレベルの高い講座を受講出来るようになっているかも?



ところで、トレーニングとは関係のない話で、気になることがあったので書き留めてありました。

千葉さん曰く、強傾斜(130度とか)の壁は、クライミングの上達には役立たないということです。力やフットホールドに頼ってしまって、重心移動や骨盤の動かし方が身につかないそうです。強傾斜だとそれらが必要ないというわけではないでしょうけども、クライミングが上手くなるという点で考えると、身につけにくいんでしょうね。確かにそうです。100度くらいがいいっぽいです。

また、筋肉……ここではアウターマッスルのことだと思いますが、それも必要ないと。当然まったく必要ないわけではないのですが、筋トレしてまで付ける必要はないようです。むしろ重りになってしまうだけなので、必要な筋肉はクライミングで獲得するのが一番のようです。プロレベルにでもなれば話は違ってくるかもしれませんが、彼らは必要な筋肉を理解して、必要なだけ獲得しますから、ただ筋トレしてるのとは前提が異なりますよね。僕も最近、食生活と筋肉について悩んでいたところだったので、この話を聞いて、やっぱり必要なかったんだー助かった~と思っているところです。節制を続けて体重体脂肪率をキープ(ダウン)していきます。

10月末にはチャルゴでコンペ(カジュアルなものです)もあるので、それに向けてチバトレで身につけたトレーニングに勤しみ、クライミングにフィードバックしていきたいです。

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