まず、一般平均を確認しておきましょう。
文科省の統計を元にした情報がありました。
http://akuryoku.noyokan.com/data/age_grip_H27.html
これによると、成人男性の平均は45~47kg、成人女性の平均は27~29kgですね。
安物なので、体力測定でおなじみのアナログ式(針がぐる~っと回るタイプ)と比べて精度には欠けそうですが、おおよその目安にはなるんじゃないでしょうか。
その時に居合わせた方々に測ってもらったのですが、結果としては
- 僕よりはるかに強い男性:最高の方で58kgとか。でも50未満や40そこそこも沢山
- 僕より強い~同じくらいの男性:40~45くらい
- 僕よりはるかに強い女性:30kg未満
- 僕より強い~同じくらいの女性:30kg未満
- 僕:45kgくらい
といった感じで、予想通り「握力と登る力は(大きくは)関係ない(なさそう)」という結果でした。
むしろ男性は平均より低い人も多くて、ちょっと不思議な感じもします。
こちらのblogにもジムで測ってみた結果が載っていますが、個人差は大きいようですね。
http://www.green-arrow.jp/blog/2013/10/post-84.php
そもそも、握力計を握り込む時の動きは、クライミング時にはあまり出てきません。腕の向きはともかくとして、グリップ状を握る動きが出て来るのは……ジムでハンドル状のホールドが出てきた時ぐらいでしょうか。ジムでは指先(第一関節より先の腹やその先)のみで保持することがもっとも多く、指全体や掌まで使うことはそれよりは少なく、ガバなどの握る動きはなかなかありません。外岩でも大体同じでしょうし、外のリードクライミングやアルパインなどでは、それ以外の動き(ジャミング等)や、他のものを持つ動き(立木だったり、ロープだったり)もあるでしょうけども、基本的には握力と登る力は紐付いていなさそうです。
とはいえ、プロクライマーの野口啓代さんの握力は50kgとか55kgとかあるそうなので、「強い人は握力も高い」のかもしれません。しかしあのスリムな身体の何処にそんなパワーが秘められてるのでしょうか……
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