間違いだらけ(じゃないと信じたい)のカメラ選び

2015年1月9日金曜日

Camera

t f B! P L
このほど、デジタル一眼レフカメラを購入しました。
元々持っていたり、あまり使うことないかな、と思ったのに、何故買ったのか。
顛末を整理してみたいと思います。




■趣味としてのカメラ

特別な趣味としていたわけではないです。いつも持ち歩くなんてこともなく。
一時期、好んで街歩きをしていた頃は、持ってることも多かったのですが。


■カメラ所有歴

オリンパス PEN:実家のカメラ。北海道ツーリングに連れて行ったり。ハーフサイズでした。

ペンタックス MZ-3:コスプレしてた頃に、自他の撮影用に一眼レフを購入。主にフジのフィルムを使ってて、風景撮りたい時にアグファやコダックを使ったりもしていました。

カシオ EXILIM:初代を持ってました。遊び用。話題になってたので、という感じで。

オリンパス E-300:MZ-3からデジタル化のため乗り換え。コダック製センサーによる、いわゆるコダックブルーが綺麗。シグマの単焦点(30mm F1.4)が強力。

その他:カシオとニコンのコンデジを旅行用に持ってましたが、前者は落として破壊、後者は行方不明。スマートフォンは、当初Xperia Arcを使っていて、今はiPhone5c。

■あまり使うことがなくなった理由

E-300で子どもの成長を追いかけたりしていたのですが、二人目が生まれて物理的に手が足りない状況が出てきて持ち歩くのが困難になってきました。また、ビデオカメラがフルHD対応のものになって写真もそれなりに撮れたので、「写真はこれでいいじゃない」という話にもなっていました。

加えて、携帯電話がスマートフォン(Android)になり、夫婦ともにiPhoneになるに伴って、そっちでも結構撮れるので、困らなくなってもいました。

■改めて買おうと思った理由

年末に年賀状をね、作ってたんですよ。で、子どもたちの写真を載せるじゃないですか。
毎年写真スタジオで撮ってもらったものを使ったり、載せても小さくしてたので気になってなかったんですけど、今回は大きめのを1枚載せようってことで選んでたら、ビデオカメラかiPhoneで撮った写真しかなくて。前者はフルHD対応とは言え、解像度もきっちりフルHDまでのため、印刷すると少々厳しいわけです(サイズにもよるけど。あとレンズの問題もある)。iPhoneのほうも、暗かったりして、やっぱり満足いかない。

ふと昔E-300で撮った写真とか見てみたら、ディスプレイで拡大してみても、試しに印刷してみても、とっても綺麗なんです。ああ、やっぱりちゃんとしたカメラにはかなわないんだな、そう実感したのです。しかしE-300はもう10年前の製品で、800万画素、ISOは400までと、画質はなかなか期待出来ない。状況を選べば、まだ仕事してくれるでしょうけども、常用するには少々厳しい。動作も微妙になってきてたし……

ということで、買い換えよう、と相成りました。

■何を買うか

重視したのは以下の点です。
 ・気軽に持ち出せる
 ・価格

「気軽に持ち出せる」は、これまでビデオカメラやiPhoneで撮ってた状況でもカメラで撮りたいと思ってるわけですから、サイズや重量が大切な要素になりました。そこで当初はコンデジ、その中でも高性能なモデル、例えばソニーRX100などを検討しましたが、風景や停まってる物を撮るには良いけれど、走り回る子どもを追いかけるには光学ファインダーがないと厳しいのでは?と思ったので、候補から外しました。単に僕が古い人だからかもしれませんが。

「価格」は、家族会議で「プロでもないんだから、そこまで高価なものは買わなくてヨロシイ」というお達しがあったことと、「レンズは資産、ボディは消耗品」という考え方もあることから、まずは(少なくともボディは)抑えたものを、ということになりました。

そこで候補に上がったのは、以下の機種です。
 キャノン:EOS Kiss X7、X7i、EOS 70D
 ニコン:D3300、D5300
 ペンタックス:K-50、等

これらについて、ネット&店頭(実機、店員の意見)であれこれ調べてみました。
その結果は以下の通りです。

X7:
軽いのはいいけど、小さすぎて持ちにくい。AFセンサーは9点あるけどクロスセンサーは中央のみなのもマイナス。タッチ液晶は要件じゃないからどっちでもいい。動画も同様。

X7i:
X7より重いけど、まだ軽いほう(E-300より軽いか重いか、は一つの目安でした)。バリアングル液晶は必須要件じゃないけど便利かもしれない。AFが9点全てクロスセンサーなのは良い。

70D:
ちょっと重い。けど、防滴・防塵・耐寒性能は安心出来るし、本体にWi-Fi機能が内蔵されているので、スマホに転送したい時など(SDカードとしては最速ではない)Eye-Fiを使わなくていいのは助かる。しかし高い。今回の目的にはちょっと合わない。

D3300:
軽いし形状的に持ちやすい。でも価格差考えたらD5300で良さそう。

D5300:
結構軽いし、本体Wi-Fiついてるし、AFはスペック上はX7iよりも上だし、画素も多いし、言うことないんじゃないか?

K-50:
エントリー機の割には重いけど、この値段で防滴防塵耐寒で、ボディに手ぶれ補正機能もついてるからレンズ選ばないってのはすごいと思う。ちょっと重いけど。

■何を買ったのか。その決め手は。

結局、EOS Kiss X7iを買うことにしました。
決め手になった要素は、2つあります。

1.色味
僕個人としては実際に使い比べたわけじゃないので何とも言えませんが、キヤノンは肌色が綺麗に出て、ニコンは観たままを忠実に再現する、等と言われているようです。ってことはキヤノンは何らかの補正がかかってるとも言えますが、センサーの前にあるRGBのフィルターの特性の違い等もあるかもしれないので、これはメーカーごとの個性と思っていいんじゃないかと思います。

よって、主に子どもを撮ることを考えると、キヤノンかニコンかとなると、前者になるわけです。

2.操作性
操作性には、軽さや形状的な持ちやすさだけではなく、ダイヤルやボタンの数や位置、メニューの使い勝手なども影響するかと思います。それらについて各機種をいじくり倒した結果、キヤノン系の操作が自分には一番しっくり来ました。

例えばAFのモード切替(中央1点だけ/いずれか特定/全体 というやつ)は、キヤノンだと「AFモードボタンを押しながらダイヤル」で出来ますが、ニコンは「iボタン押してメニュー出してカーソルを【AF切替】に合わせてOK押して、次のメニューでカーソルで選んでOK押して元のメニューに戻ってiボタン押してメニューを閉じる」になります。これは使っていられない。エントリー機だからそこまで必要ないだろうという考え方もあるかもしれませんが、だったらキヤノンは何故それが出来て、上位機種まで統一した操作になっているのか、という話になります。

ニコンでも、少し上のD7100になると、D3300/5300のように液晶のメニューを見ながら……ではなく、別のところで操作出来るそうです。「AF/MF切替レバーをAFにしてボタンを押しながら、背面のダイヤルを回すとAFモードの切替え、前面のダイヤルを回すとAFエリアモードを切替え」という感じだそうですが、これでもまだ直感的な感じではないように思います。

ニコンは、ISOボタンが無いのも気になりました。「Fn」という機能を自由に割り当てられるボタンがあるので補えなくはないのですが。メニュー操作用のカーソルが、カーソルとしか使えないのも残念なところでした。キヤノンは上下左右ボタンがそれぞれ独立した機能を持っていて、メニューを出した時だけカーソルキーになるので便利なのですけども。この辺り、メーカーの思想の違いなんでしょうけども、僕にはキヤノンが合うと思ったんですね。



そんなわけで、総合的に判断して、X7iになりました。
なお、レンズはダブルズームレンズキットで手に入れました。キットレンズの評判が良かったことと、価格&重量を考えてのことです。18-135も気になりましたが、重たいんですよね……

さて、後は撮るだけ。いっぱい撮りますよー。

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