山の記録(10) 笠形山

このblogを綴り始めてから10回目の山行は、笠形山とした。
先日購入した山靴の、キャラバン・GK-68のデビュー山行でもある。

靴を買おうと決めてからGK-68に決まるまでも結構悩んだのだが、購入してから最初に何処に行くかも相当悩んだ。ちょうど3連休でもあったし少し遠出しようか、いやいや近場にしておこうか。初めて行く山はどうだ、慣れた山のほうがいいか。などなど。

GK-68は、最終的にオールレザー製だけど形状は同じであるGK-69とどちらにするかで迷って、メンテナンス性の高さ(容易さ)で68に決めた。撥水性能や防寒性能は69のほうが高いと思われたが、冬は冬で必要なら専用の靴を改めて買えばいい、という結論に達したからだ。まずはこの68を履き倒せば、その頃には靴に対する考え方も更に磨かれているだろうと思う。

笠形山は、もう5度目になる。1年も経たないうちに5回目だから、よほど好きなんだろうと言われれば、それは何とも言えない。ただ、いわばスポーツ選手にとっての自分のホームグラウンド、ホームサーキットみたいなもので、ここを歩くことで今の自分の調子が分かったり、新しい道具の使い心地などをより実感出来たりするような気がする。いつものタイムと比べてどうだったかとか、下山後の疲労状態や足の状態はどうかとか……

当初、夏の低山は暑いだろうから、行ける範囲でより高い山ということで八経ヶ岳なども考えたのだが、車の移動だけで往復8時間もかかるので断念した。1人で運転するには辛いし、同行する人もいないので、止むを得ない。いずれ泊まりで出かけられるようになってから考えればいい。



さて、笠形山にしてもどのルートを辿るかだが、オーソドックスに笠形神社コースから登ることにして、下りには今まで登りしか経験の無い仙人滝コースを選んだ。登りは2時間、下りは少し遠回りになるので3時間程度かかる予想だが、さてどうだったか。

8時、寺家の公民館前の駐車場に車を停めて準備開始。GK-68の紐を締め上げる。歩き出して特に違和感のないことを確認、大鳥居を過ぎようかというところでストックを忘れてきたことに気づく。取りに戻って約20分間のロス。気を取り直して林道に入る。

林道から笠形寺を通り過ぎ、林道沿いの道を歩いて行き止まりの東屋で休む先行の1組をパス。そこからは林道兼登山道となり、軽トラックや4駆じゃないと登れなくなる。もう少し歩いて笠形神社に到着。約1時間、タイム通り。少し休んで先に進んだ。

神社から林を抜けると見晴らしの良い場所に出て、もう少し登ると笠形山名物?の丸太階段の連なりが始まる。新しい靴は土の道でも階段道でも問題なくこなしてくれる。あまりペースを上げぬよう、歩幅を小さく膝をあまり上げぬよう少しずつ登る。階段道が終われば間もなく笠の丸に到着。

笠の丸から山頂までの間で1人の下山者とすれ違う。ちょうど大鳥居に差し掛かった時に車を降りて登り始めようとしていた(僕はそこで一旦引き返して下の駐車場に向かった)人だった。山頂にどのくらいいたのか分からないが、結構速いペースで登っていたはず。コースタイム通りでしか登れない自分ではまだまだかなわない。

山頂には約2時間と予想通りの時間で到着。男性が1人、天気は今ひとつ。途中でガスが出てきたので予想はしていたが、この高さまで登ると雲が気になる。しばらく休んでいると更に数名が登ってきた。みんな連休なのだしもっと遠くまで行けばいいのに……などと思いながら腹ごしらえ。マルタイの棒ラーメンをぐつぐつやって食べた。そうしてる間に雲が少し切れて晴れ間も覗くようになった。あの山は~この山は~などと同定を始める人を横目に、30分程の休憩で下山を開始した。

笠の丸までの間で10人前後のグループに幾つも出会う。やけに賑わってきたなと思っていたら、笠の丸でそのグループのリーダーに出会って聞くところによると、倉敷から40人くらいのグループでやってきたらしい。岡山といえば和気アルプスという面白い山があると聞いていたので、少しその話をした。日本アルプスに行く前に、先日の播磨アルプスと同様の近場の○○アルプスは歩いておきたいなんて思う。

笠の丸から鹿が原を過ぎて仙人滝方面へ向かう。夏の鹿が原は冬と少し様子が違って、いかにも高原といった風情だった。ちょっと好きかもしれない。このあたりで右足の小指付近の痛みが出始めたので、実験として右の靴紐だけ締め直してみた。靴を購入する際に足のサイズを測ってもらった際は左足のほうが大きかった(利き足は右で、ボールを蹴る時など左足が軸足となるため、左のほうが大きいのだそう)のだけど、その左足は痛みが出ずに右足だけ……ちなみに右足の小指は大抵下山後に水ぶくれが認められるのだが。

仙人滝方面に歩いて降りる途中で、「ほうらい岩」と呼ばれる急斜面に突き出した岩に立ち寄る。そこから先の道は岩の多い急な下り、しばらく行った頃に1組のアベックとすれ違う。女性は長髪をまとめもせず、短めのキュロット状に生足に膝までのスパッツという不思議な服装。男性の足元はスニーカーで、何となく登ってきたのだろうかと思われた。その先で先日の大雨によって出現した沢を幾つか横切ったのだが、彼らの足元は大丈夫だったのだろうか。

仙人滝に到着してみると、登山道(すなわち降りてきた道)の様相がすっかり変わっていることに気づいた。これも大雨によって上から石や岩が相当流されてきたからだと思われる。沢の水量も相当増えていて、ゴアテックスの靴でよかったと改めて思った。途中でスパッツをつけていたのだが、それも役立ってくれた。携帯電話で動画を撮って下山を続けた。

そこからもう少し行くと崩壊した林道を経由して現役の林道に出合う。崩壊している部分は雨の影響でなかば沢となっていた。冬に歩いた際に凍っていたのは、この水の流れのためだと思われる。水を避けながら歩き、山頂出発から約3時間で仙人滝側の登山口を経由して駐車場に到着。これまた予定時間通りだった。



下山後、靴を脱いでみると、気になっていた右足の小指付近は何ともなく、いつもなら出来るはずの水ぶくれも出来ていなかった。これは新靴の効果だろうか。そして紐を締め直さなかった左足は、足首部分に若干の疲れ。締め直さなかったからだろうか。しかし、これまたいつもなら出来るはずの左足の踵の靴擦れが出来ていなかったから、やはり靴は合っているのだろう。しっかり紐を締めれば問題なさそうだ。キャラバン・GK-68、いいぞ。

そして1日経った今日だが、いつもの山行後とは違った疲れに悩まされている。両足全体の間接の疲労と痛み。前回からしばらくぶりとなる山だったからか、新しい靴の影響か、気温による疲労か分からないが、いつもより残った感じだ。いずれにしても山は涼しい(寒い)時期のほうが疲労も人も少なくてよいかもしれない。

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