Windows7とRADEON HD 5570(人柱風味)前篇

2010年3月2日火曜日

ICT

t f B! P L
長文かつマニアックな内容になってしまったが構わずPost。

自宅で今メインで使用しているパソコンは、Acerの Aspire M5201 というタワー型の製品。昨年、遅まきながらVistaをようやく導入した形になる。ちょうど7への無償アップグレード対象の製品がセールになっていたので、お試しも兼ねて購入してみたのだ。

基本的なスペックは以下の通り。添付品などは書いていない。

 型番:ASM5201-A12
 OS:Vista Home Premium→7 Home Premium
 CPU:Athlon 64X2 4400+ ※2.3GHzデュアルコア
 メモリ:2GB→4GB(Trancend製)
 チップセット:AMD 780G
 グラフィック:RADEON HD 3200オンボード→RADEON HD 3450増設
 その他:DVDスーパーマルチドライブ、300W電源等
 http://www2.acer.co.jp/products/desktop/asm5201/spec2.html

このモデル、AMD独自技術のCrossFireという、オンボードのグラフィックチップとPCIスロットに挿したグラフィックボードを2つ束ねて動作させる技術に対応したチップセットが搭載されていて、それも面白いと思った要素。ただしCrossFireに対応したグラボが数少なく、せっかく安価なパソコンなのにあまりお金をかけても意味がないと思ったので、サファイアの3450搭載ボードを組み合わせていた。

その結果、Vistaのグラフィック面におけるパフォーマンススコアは3.9と苦しいという数値に。しかしどうもVistaがCrossFire状態のスコアを正常に弾き出せないだけのようで、実際には普通にネットなどをする程度なら問題なかった。ゲームもそれなりに動いていたし動画もOKだった。しかし、今年に入ってVistaを7にアップグレードしたところ、問題が生じた。なんと7はCrossFireをサポートしていないのだ(無印、現時点)。

CrossFireが効いていない状態でのWindows7の使用は実に苦しいものだった。普通にネットするにも支障が出ていた。オンボードの3200もしくは増設した3450のいずれかしか使えないのだから無理もない。しかもWindowsはVista以降、デスクトップの描画にグラフィックボード(のGPUとメモリ)を使えるようになったそうで、その反面としてグラフィックボードの性能がモロに影響するようになってしまったのだと思う。

7におけるCrossFireは、そのうちAMDが独自でサポートする技術なりを提供してくれるだろうとは思うが、可能性は低いと思われるので(何しろ、その後CrossFireが組めるハードを出していない(と思われる))、ここはグラボ交換を検討することにした。

ただ、やはりあまりお金はかけたくない。しかし、せっかく購入するなら新しい技術に対応したもののほうが長生きしてくれるだろう。そう考えて、同じAMDの最新製品であるRADEON HD 5570を検討してみた。これはDirectX 11対応の最新製品群のうち、上位モデルの5750と基本性能は同じで、値段的には下位モデルの5450に近いというお得品っぽいもの。まだ出たばかりというのが気になるが、レビューなどを見る限りでは問題なさそう。しかも消費電力が上位モデルよりも相当小さいことも、Aspireの小さな電源ユニットへの負荷を考えるとメリットだと思われた。

さて、次なる問題は、どこの5570搭載ボードにするかだけど……
長くなったので次回に持ち越すことにする。

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