日東電工って知ってますか?

2010年2月2日火曜日

日記

t f B! P L
先日、大阪国際女子マラソンを家族で観ていた時のこと。
「このスポンサーの日東電工って、何の会社?」
家族の誰かがふと呟いた。

電工っていうくらいだから、電気関係の会社だろうか?
大阪のマラソンのスポンサーだから、大阪の企業だろうか?
協賛にミズノなんかが並んでるから、きっとそうだろう。
でも何をしてる会社か、さっぱり分からない。

レースの折々に日東電工のCMが挿入される。
社員が普段の服装のまま、マラソンに参加するという内容。
レース中、営業マンは顧客からの電話に出てしまったりする等、
いかにもな内容でレース終了まで経過に合わせた展開。
これを観て「面白いCMを考える会社だな」とは思ったが、結局何をしている会社かは伝わってこなかった。

日東電工についてWikipediaで調べると、東証・大証1部上場で連結売上5000億円を超える大企業だった。粘着テープなどの包装材料・半導体関連材料・光学フィルムなどを製造しているとあるが、粘着テープで「nitto」のロゴを観たことがある人は多いはずだ。ただ、製品の多くは他社の製品の部材になっていて、普段目にすることはほとんどない。

そんな会社は、実は沢山ある。最終消費者の目に触れる製品を作っている企業は全体のごく一部で、大半は名前すら知られることはない。逆に言うと、就職して働いている人の大半は、そういった知られることのない企業で働いているということにもなる。

中には、旭化成のように製品の大半は直接消費者に届くことがないのに、広く知られた企業もある。ブランドと企業名の認知を、様々なプロモーションを通じて行ってきたからだろう。日東電工もまた同じような視点に立って、メインスポンサーを務めているのではないか。

ただ、その活動そのものが自社製品が売れる要因になることはないはず。では何故そのような活動を敢えて行うかというと、企業ブランディングは実に広い観点に基づいて行われている……という答えしか今のところ持ち合わせていない。行っていない企業が大半な中、大したもんだと思う。

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