AKB48のファン育成法

AKB48のファン層はおそらく幅広い年代に広がっていると思うが、中心となるのは比較的若い層で、いわゆるアイドルのファンたちなんだと思う。Wikipedia・AKB48の「日本の女性グループアイドル史におけるAKB48」あたりにも書かれているが、「会いに行けるアイドル」「成長の過程を見せる」のコンセプトに共感した人々なんだろう。


その見せ方については、前のエントリにも書いたがいかにも今の時代的だ。例えばAKB48の私的Wikiであるエケペディアでは色んなメディアでの各メンバーの発言までが事細かに記載されていて、まるで自分がリアルタイムで見知ったかのような情報を得ることが出来る。テレビ(先日の金スマはすごかった)なども含めて、新たなファンがまるで古参のファンかのようにふるまい、新旧のファンが(それぞれ思惑は違っても)同じ質の熱意を抱くことが出来るという、これは新手のファン育成と呼べそうだ。


僕の思う一例として、新しいファンはAKB48のエース・前田敦子に対して「何故人気があるのか分からない」と言う。確かに顔も歌もパッとしない。メンバーからもからかわれたりもする。しかし彼女やAKB48の成り立ちを知ると、少なくとも「非常に努力している・がんばってる」ことを知り、その部分に感動し、応援するようになるのではないか。


身近な子どもたちにメンバーで誰が好きか聞くと、センターで目立っているからかもしれないが、みな前田敦子が好きと答えるのは、彼女が「(メイク・衣装・様々な努力の上で)かわいくなった/かわいくしている/かわいく見えるようにがんばってる」という部分を、子ども心に見抜いているからかもしれない。おとぎ話であるように、普通の女の子が魔法使いにドレスを着せてもらって王子様に見初められるのは、少女たちに対する王道パターンなんだろう。


「エスキモーに氷を売る」という話があるが、一見無価値に思えるものに付加価値を与えて商品にしてしまう。いやはや、恐ろしい話だと思う。

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