AKB48

2012年1月4日水曜日

AKB48

t f B! P L
今更説明するまでもない人気アイドルグループ・AKB48。普段あまりテレビを観ないし音楽も(好きな人のもの以外には)あまり興味がないのでタッチする機会がなかったのだけど、流石に昨年は色んなところで目にすることも多くて、中には可愛らしい子もいたりして、少し興味を持つようになった。

プロデューサーでほぼ全ての作詞を手掛ける秋元康氏といえば、僕の世代だとかつてのおニャン子クラブの印象のほうが強いかもしれない。AKB48も傍目には似たようなビジネスモデルで運営されているようだが、当時は知ることも興味もなかった彼女たちの素顔などが、今はネット経由でたくさん入ってくることになったのは大きな違いではなかろうか。また、AKB48の「会いに行けるアイドル」というコンセプトが、”等身大のアイドル”という要素を強調しているのか、テレビなどでも結構赤裸々に語ったりしているようだ。

僕はAKB48の中では篠田麻里子、通称マリコ様がいわゆる”推しメン”なのだけど、彼女がテレビで語っていた100の質問的な内容が気になった。前述の通り「等身大」な回答なわけだけど、「今やりたいこと:寝たい!」「趣味:寝ること」などは、果たしてファンが聞きたい回答なんだろうか。ファンは、ステージ上で輝く彼女たちや、目標に向けて一生懸命に努力している姿に感動するもんじゃなかろうか。そこは嘘でも、それっぽい回答をすべきじゃなかっただろうか。「いや、それがいいんだよ」と言われればそれまでだけど、アイドル=偶像は、いわば夢を具現化する存在だと思うのだが……

このあたり、おニャン子時代と比べて、商品側も、顧客側も、変わったということなのだろうか。「正統派」「清純派」みたいな言葉は古臭くて、自分たちと同じように悩み苦しむ存在に共感を覚えてお金を注ぎ込むものなのだろうか。残念ながら僕はAKB48にはまだ(動画を視聴する時間などは別として)一円も注ぎ込んでないのだけど、果たして注ぎ込むことがあるかどうかは、正直微妙なところがある。プロモーションとして有効なのかもしれないけれど、あまりにもネット上に一定の価値があると思われる事物が溢れているからだ。一例として、今日発売の週刊ヤングジャンプの表紙はマリコ様なのだが、ヤンジャンのWEBサイトにはグラビアのコンテンツがあり、過去の掲載分もすべて閲覧出来るようになっている。なんて大盤振舞なんだ。
http://youngjump.jp/gravure/shinoda_mariko/

ある程度までは無償で提供して裾野を広げ、ごく一部を有償で提供し費用を回収して利益を上げる。これは現在多くみられるフリーミアムというビジネスモデルだが、もしかしてAKB48も同様なのだろうか。そう考えると僕みたいな存在がたくさんいて、中には「ちょっと写真集やDVDを買ってみようかな」みたいな人が出てきて、更には劇場やライブに足を運び・・・ううむ、実は既に秋元康氏の掌の上で転がされているのかもしれないな。更に、僕だけじゃなく娘たちもAKB48に興味を示しつつあるから、狙い通りなのかもしれない。そのうちAKB48に入りたいとか言い出したら、これはもう円環の理に導かれたとしか言いようがないな。

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