クライミングジム・ロックガーデン神戸

2011年11月10日木曜日

bouldering

t f B! P L
東京から知人(知る人ぞ知るJazzySportMasaya Fantasistaさん)が来るとのことで、神戸にあるロックガーデン神戸まで遠征してきた。最近遠征づいている気がするが、構わず感想を綴っておく。

■アクセス
位置的には、JR神戸とJR元町の間、国道2号線(上を阪神高速が走っている)のすぐ南側という場所にある。神戸駅から歩いても、元町駅から歩いても10~15分くらいだろうか。地下鉄海岸線・みなと元町駅なら更に近い。店の駐車場は無さそうだが近くにコインパーキングが沢山あるので車でも問題ないと思う。

■店舗
元々倉庫だった建物の1F~2Fをぶち抜いて?あって、壁の高さは十分ある。レジではRock&SnowやClimingJoyの最新号や、Evolvの靴などが売られていた。料金は食券機でチケットを購入する形式で珍しいが、スタッフがレジを空けがちになってしまうジムでも管理しやすいのかもしれない。トイレ&更衣室は男女別々になっており、レジで会員証と引き換えに預かる鍵で施錠出来るロッカーが更衣室の中にあった(男性側は30人分・それぞれハンガーもあり)。加えてレジ前にはダイヤル式の暗証番号でロック出来る貴重品用ロッカーと、月払い制の小さなロッカーもあり、荷物は安心して置いておける。更衣室にはシャワーもあり汗を流すことも出来るのは嬉しい(特別な料金は不要・アイシング用具も提供される)

■客層
常連さんに聞くと、この日は混んでいたとのことで、30人くらいいただろうか。週2回あるレディースセッションの日だったからかもしれないが、女性の割合も高かった。年齢層は高校生(大会に出ているレベルとのこと)から白髪交じりの年配の方まで幅広く。熱心に取り組んでいる方が多かったように思う。

※レディースセッションについて
週2回、20時頃から開催されている。6~8級の回(水曜)と、3~5級(他の曜日)らしい。この日はたまたまかもしれないが、セッションといっても店が用意した専用課題(3つだった)を女性が順番に登っていくというもので、特に指導してもらえるわけではないらしい。確かクライマーの米倉亜紀さんがこのジムにはいらしたと思うが、水曜はキオラブロズでセッションをやる日なので不在だったのかもしれない。和気藹々とした雰囲気だが、注目されている中で登るため技術はともかくとして度胸がつくかも?

■壁
面数自体は約4面+αだが、便宜上「1の壁」~「8の壁」と呼ばれていて、記憶を辿ると

○西壁(入り口などがあるため狭い)
1の壁:下~中部は垂直、上部はスラブ(前傾)

○南壁(一番広い。幅10m~15mほど?)
2の壁:下部はやや後傾、中~上部は更に後傾
3の壁:大きく張り出した形状でカンテになっている
4の壁:下部はスラブ、上部は垂直

○南壁~西壁(斜めの場所)
5の壁:最下部は逆階段状、そこからは後傾

○西壁
6の壁:垂直

○北壁(レジ等があるため、やや狭い)
7の壁:ほぼ垂直、上部はやや前傾
8の壁:下部は垂直でスタートし、上部はマントル、全て完全に返してゴール

となっていた。そしてプラスアルファとして、更衣室などの屋根の上(いわばロフト)に、ギリギリ立てるかどうかという高さの部屋があり、全てルーフ壁(このページの一番上の写真。画像は飛び気味になっているが、実際は暗めでよい雰囲気)となっていた。ところどころにハリボテや中空の柱状があってアクセントになっている。このルーフ壁と、広いスラブ壁(横に歩けるくらい)と、マントル壁は普段行くジムには無いため新鮮だった。

ちなみにマットは中のウレタンを最近入れ替えたとのことで、柔らかめになっていた。そのため、最上段から飛び降りると固めのウレタンを採用したジムに比べると衝撃が大きいかもしれない(吸収し切れないので)。

■課題
テープ課題としては10級~1級まで10段階あって、4級までは全て足が自由になっていた。各壁には同じ級の課題は1つしか無かったように思うが、広さに対してテープ課題の数は少なめな感じがした。その分か、壁ごとや難易度ごとにファイルにまとめられた課題が沢山あったようだ。それぞれの課題は手数が少ないものが多く、その分かホールド間の距離が開き気味だったような気がする。いわゆるトラバース課題(長物)はテープ課題としては存在していなかったが、『各壁において、1度に取り付けるのは1壁につき1人』というルールがあるため、それを守るためかもしれない。

実際に登った感じとしては、足が自由な分か、掴みにくい形状のホールドが多く使われていた感じだ。10級の課題でも「えっ、これ持つの?」というものがあったりとか。その分、足やムーブを工夫することで手指にかかる負荷を軽減することが出来るのだと思う。足が限定されているとリーチ差などが如実に利いてくると思うが、足が自由だと自分なりの動きが組み立てられるので、登る人それぞれの「○級課題」がある、といってもいいんじゃないだろうか。なお、先にも書いたが3級以上は足が限定で、”手に足”して登る課題もあったりとか。

特徴的なスラブ壁やマントル壁にも幅広い難易度の課題があって、誰でも体験出来る。ルーフ壁は7級からだが、実際にはそれ以上の難しさがあった。慣れの問題かもしれないが・・・

■総括
壁、課題、各種設備、全てが満足出来るレベルで、とても良いジムだと思う。Masayaさんのアドバイスもあり5級まで登れて4級ももう少しというところだったが、ごく一部の課題&壁しか触れていないので、出来ればまた来たいと思う。

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