山の記録(23) 千ヶ峰~笠形山縦走(高坂峠まで)

2011年10月3日月曜日

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兵庫県は多可町が主催する「千ヶ峰・笠形山縦走 多可町仙人ハイク」という縦走大会がある。そのコースを1人で歩くことにした。
http://www.takacho.jp/life_stage/osirase/senninhaiku23.html

同大会は集合地点に車を置いて、出発地点までバスで送ってくれ、ゴール地点から集合地点には再びバスで送ってくれるので1人で参加する場合でも安心だが、個人的に歩く場合は車の回収が問題となる。あらかじめゴール地点に自転車をデポしておく手もあるが、今回僕は家族に迎えに来てもらい、出発地点まで送ってもらうことにした。自宅から遠くないので可能な手段だが、それとて時間的な制約はある。最終的に、その制約が故に途中の高坂峠で断念することになった。

今回のヤマレコ。Xperia arcのGPS機能+山旅ロガーで作成したGPXデータを取り込んである。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-138760.html





事前に同コースを調べてみると、全行程の距離的には20㎞とか、15㎞とかまちまちである。また所要時間も、9時間とか、実測8時間とか、これまたまちまちであった。仮に8時間として、朝7時にスタート出来れば、15時にゴールとなる。ゴール地点も曖昧なためにゴール時間も当然曖昧なままで、これはもうともかく歩いてみる他ない、今日はダメでもいずれ歩き通せれば……ということで準備をした。

天気予報は晴れ、朝は寒く昼は暑そうな予想。ただ標高が上がるので、少々寒くなっても大丈夫な服装にした。(後述)
予定していた時間を少し過ぎた頃に三谷登山口に到着。道中、先日の台風の被害か、道路が一部崩落している場所が幾つかあった。登山道は問題ないだろうか。僕が着いた時点で先客は車1台。すぐ先に男性が1人歩いていたので、その人であろう。急な登りの途中で追い抜かせてもらった。

登山道は前回(1月・積雪)の印象とさほど変わらず。ただ、渓流にかかる3つある橋のうち1つが流されて?しまったのか横に避けられていたため、そこだけ石を渡らなければいけなかった。雪が積もると困りそうである。他に、冬に雪と氷で歩きにくかった箇所は、今見ると渓流沿いの岩場だったため、滑りやすくなっていたのであろう。雪の無い今は問題なく通ることが出来た。

登山口からちょうど1時間で千ヶ峰山頂に着いた。空は一面どんよりと曇っていて、とても晴れ間は望めそうにない。暑くなくて助かるが、雨が心配だった。山頂に前回は無かった登山道の案内板があり、「千ヶ峰山頂~5時間~高坂峠~4時間~笠形山山頂」とあった。(逆は6時間・3時間)
これからすると、9時間の数字は山頂間のものだったのか(帰ってから改めて仙人ハイクのページにある資料をみると、スタート~ゴール間を9時間で歩けなければいけない、とあった)。そうすると(登山口~登山口でみた)実測8時間は相当速いペースだと思われる。果たして自分はどのくらいで歩けるだろうか。休憩もそこそこに、縦走路に足を踏み入れた。

縦走路は昨年・一昨年も仙人ハイクが開催されていたこともあるのか、とても破線コースとは思えないほどよく整備されていた。千ヶ峰の1000mから高坂峠の500mまでは幾つもピークを越えながら基本は下りが多く、高坂峠から笠形山までは逆に登り基調になる。北アルプスの縦走ほどではないのだろうが、アップダウンが結構きつく、徐々に休む頻度を増やして対応した。

あと1時間程度で高坂峠に着くだろう頃、千ヶ峰山頂でみたタイムを改めて振り返った。高坂峠まで5時間とあったが、大体4時間で着きそうだ。実際には3時間半で着いたので、7割程度の時間しかかからなかった計算になる。このペースだと、笠形山までの4時間という時間も3時間程度で踏破出来そうだ。しかし下山には最短ルートを取るにしても1時間半~2時間はかかるので、その時間にピックアップしてもらって、スタート地点まで送ってもらって、それから自宅に帰るとなると……夕方のかなり遅い時間になり、その後の予定に差し障ることが分かった。おまけに最近日が短くなってきたため、下手したら夕闇ハイクになってしまう。ヘッデンは常に所持しているのでそれ自体は問題ないが、予定が狂うのはマズい。ただでさえ妻や家族にはワガママを行って山に来ているのに、予定も狂わせてしまうと次から行けなくなってしまう。結論はすぐに出た。途中で敗退だ。

高坂峠に着いて、地形図を眺めてピックアップしてもらいやすい場所を探した。高坂峠には現在はトンネルが開通したため使われることのなくなった旧道があり、トンネルの東西に下りられるようになっていた。ここを下りたところで拾ってもらおう。しかし携帯電話の電波が届いておらず、かなり下りて人里が近づいてきてようやく連絡することが出来た。しばらくの後に拾ってもらい、登山口のあるハーモニーパークまで送ってもらった。ハーモニーパークは元々農業公園と呼ばれていて、今はリンゴ・ナシ・クリ拾いを楽しんだり、コテージに泊まったり出来るようになっている。家族みんなで来てくれたので、せっかくだから……と少し皆で遊んでから撤収。結局、ゴールまで歩き通した場合の予想時刻頃に帰宅したのはご愛嬌か。いずれにしても、予定の調整をしっかりやるか、もしくはもっと速く歩けるようになれば済む問題なので、いずれ改めてチャレンジするとしよう。

■ウェアリング
TNF GORE-TEXハット:暑くてほとんどかぶらず。ORのメッシュハットにすべきだった
FT フラッドラッシュスキンメッシュT(半袖):効果のほどは相変わらず不明
エクステラ アンダー&タラスブルバ ロングT:寒かったので2枚で良かった
TNF ボクサーショーツ
FT ストームゴージュアルパインパンツ:新投入。動きやすく快適でよかった
インジンジ COOLMAXソックス:まだウールは必要ない感じだった
モントレイル ハードロック:非防水だが軽さ優先にしてみた。岩場もなかったので問題なし

■主な装備
オスプレー タロン22:雨具、水筒類、行動食程度しか持たなかったので何でも良かったが
水筒類:プラティパス BIGZIP2L+ポカリ500ml→合計500ml程度しか消費せず
行動食:塩熱飴、カロリーメイト、ヨーグレット、柿の種など→カロメ2本と飴1個程度を消費

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